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平成16年度の主な事業計画案
宏仁会小川病院 事務長 徳竹 勇

第48回透析医学会学術集会
宏仁クリニック 院長 冨田 哲也

第3回宏仁会合同研修会を終えて
第3回合同研修会実行委員長 宏仁会小川病院 院長 吉田 哲

第9回宏仁会合同職員勉強会を開催して
幹事施設 東松山宏仁クリニック 透析室 看護主任 屋代 茂子

寄稿
東松山スリーディマーチへの道のり
宏仁会小川病院非常勤医師 岩堀 泰司

秋季紅葉狩り旅行の感想と思い
宏仁会小川病院友の会 会長 吉澤 卓也

紅葉の長野へバス旅行
宏仁クリニック友の会 会長 林 幸夫

東松山宏仁クリニックの友の会秋の旅行
東松山宏仁クリニック友の会 会長 福田 等

人事往来

編集後記



平成16年度の主な事業計画案

◇宏仁会小川病院 事務長 徳竹 勇

宏仁会3施設の主な事業計画を「こうじん」情報誌をお借りしてお知らせいたします。

*1月16日(金曜日)第1回定例会議を開催し、2ケ月に1回定例会議開催
3月、5月、7月、11月の第3金曜日午後3時30分より

*3月20日(土曜日祝日)職員総会・職員歓送迎会開催

*4月8日〜10日(木曜日〜土曜日)第101回日本内科科学学会開催(東京)

*4月30日(金曜日)高坂・東松山創立記念写真撮影実施
(高坂:平成3年5月1日開設)
(東松山:平成7年5月1日開設)

*5月27日〜29日(木曜日〜土曜日)第47回日本腎臓学会総会開催(栃木)

*6月18日〜20日(金曜日〜日曜日)第49回日本透析医学会学術集会開催(神戸)

*7月1日〜2日(木曜日〜金曜日)第29回日本睡眠学会(東京)

*9月5日(日曜日)3施設合同患者研修会開催予定

*10月3日(日曜日)3施設職員勉強会開催予定

*12月3日(金曜日)小川創立記念写真撮影実施
(昭和56年12月2日開設)
*12月25日(第4土曜日)平成16年度忘年会開催予定



第48回透析医学会学術集会

◇宏仁クリニック 院長 冨田 哲也

毎年透析医学会学術集会は医師、薬剤師、看護師、透析技師、栄養士、臨床工学技士、臨床検査技師らが、多数出席するため、大人数の学会で華やかな学会となっております。
今年は大阪国際会議場で行われ、宏仁会グループからは三施設より、四つ演題発表を行いました。ポスター会場では質疑応答が活発に行われ、宏仁会小川病院発表の透析症例における無呼吸症候群の演題に対して、愛知からの質問者が、宏仁会小川病院の発表をいつもかなり注目している趣旨を言われていた事が印象的でありました。出席は各人、自分の興味を持っている分野の発表の会場に出席しました。小生はCTS(手根管症候群)の再発例に対して浅指屈筋腱を切り取って空間を作りCTSの症例を改善する発表に興味を持ち質問しました。他に宏仁会では行われていませんが、CAPD治療法における、カテーテル挿入法としてSMAP法の有用性についての発表がありました。その他に、透析液の浄化方法において、様々な取り組みと工夫がされている発表が印象に残りました。
全員の発表が終わり、夜の道頓堀の通りを散策し、阪神ファンが飛び込んだ欄干をバックに記念写真を撮って締めくくりました。



第3回宏仁会合同研修会を終えて

◇合同研修会実行委員長
  宏仁会小川病院 院長 吉田 哲

快晴の一日、平成15年9月28日、昨年と同じ会場、嵐山町の国立女性教育会館で第3回宏仁会合同研修会が挙行された。
医療法人宏仁会小川病院に一つの施設が新設されると、その度に新しく友の会が結成され、それぞれが独立した会として運営され現在に至っている。しかし、3年前より、北川理事長の発案により、年に一度研修会を3施設合同で行うことになった。今年で3回目である。
当日午前の部では、恒例のように、永年透析患者様の表彰式がおこなわれ、今回は20年表彰3名、15年表彰11名の方々が表彰された。表彰式の後、受賞者代表(高田剛直氏 宏仁クリニック)のご挨拶、ついで患者様の代表(福田等氏 東松山宏仁クリニック)の透析経験談が語られた。お二人から、貴重なお話を伺うことができた。会場の皆様は大きな感銘を受けられたものと思われる。
引き続き、今回初めての試みとして、パネルディスカッション〜これからの健康管理について〜が行われた。北川理事長がコーディネーターで、腎臓(腎不全におけるリン代謝−骨まで愛して−冨田哲也)消化器(胃とピロリ菌、岩堀泰基)泌尿器(勃起不全(ED)の診断と治療 岩堀泰司)呼吸器(重症急性呼吸器症候群 SARS 吉田哲)とそれぞれの専門の先生から最近の話題について口演が行われ、その後、各パネリストと会場の皆様方との間で活発な質疑応答が交わされた。
午後の部では、本研修会のメインイベントである公開市民講座が行われた。講師は毒蝮三太夫氏で、マムシ流、「こころとからだの健康法、あれこれ」〜ラジオの生放送を通して、今想うこと〜と題して語られた。
噂にたがわず、毒舌家の氏の口からは辛辣な皮肉や批判の言葉が淀みなく飛び出し、会場の皆様を大いに笑わせた。良し悪しは別にして、かなりの人が氏の毒にしびれて家路についたものと思われる。
本年は小川町の他、嵐山町、東松山市から後援を頂くことができ、患者様、患者様のご家族、職員及び病院関係者の方、さらに地域の皆様方のご参加を受けておよそ520名と予想以上の集りで、盛況でした。また、すでに恒例となった、会場前フロア−の作品展示場には数多くの素晴らしい作品が展示されておりました。展示にご協力頂いた皆様方にこの場をお借りして改めて感謝を申し上げます。どうも有難うございました。
来年も第4回宏仁会合同研修会を計画しておりますので、ご出席並びにご協力を宜しくお願い申し上げます。



第9回宏仁会合同職員勉強会を開催して

◇東松山宏仁クリニック 屋代茂子

10月19日(日)秋晴れの好天の下、第9回三施設合同勉強会を国立女性会館にて盛大に行う事ができました。
第一部の一般演題は9題で、今までになく多くの発表がありました。その中でも今回始めて看護助手さんによる"オムツ交換法"の発表があり、私達の職務に身近な話題でしたので興味をもって聞く事ができ、とても良かったです。今後ともパラメディカルの発表が増える事を望みます。その他の演題も興味を引くものばかりで、9題の発表が短く感じられました。ただ、演題が多かったので1題の発表時間が短くなってしまい、折角の研究発表が全て出し切れなかったように思いました。毎年開催されることですので演題を制限してでも、もっとゆっくり発表し質疑応答も十分尽くせたらよいと思います。
第二部の榎本先生の講演も、診療報酬の見直し等で病院経営が苦しくなると予想される中、いかに地域に受け入れられる評判の良い病院になるか、と言うお話でとても参考になりました。医療はサービス業である≠ニ言う事を念頭に置きながらも、決して卑屈になることなく、皆が情報を共有し、より良い正しい医療を提供する事で評判の良い病院と呼ばれるようになりたいものです。そのためにも "注意義務違反"に問われないよう、新しい情報を吸収し日々の研鑚を怠ることのなうように努力しましょう。



東松山スリーディマーチへの道のり

◇東松山スリーデイマーチへの道のり
  医療法人積仁会 旭ヶ丘病院医局長
  医療法人社団 宏仁会小川病院非常勤医師 岩堀 泰司

11月1日午後3時40分、10kmコース完歩
元来歩くことが嫌いだった私にとって一年前では想像もつかなかったことである。ウォーキングを始めたきっかけは今年の始めに偶然読んだ一冊の本との出会いであった。聖路加病院理事長日野原重明先生の書かれた〔生き方上手〕である。細かい内容は省略させていただくがこの本には75歳からが本当の意味での新老人であるなど様々なメッセージが書かれているが、今年で92歳になられる先生ご自身の健康管理にも述べられている。それからほぼ毎日約30分程度の散歩を始めた。何とか半年以上続いていたある日、東松山宏仁クリニックに向って車を運転していると東松山スリーデイマーチの看板が目にとまった。(これだ!!)クリニックにつくと同時に、新井主任(以前から山登りなどしているのは知っていた)に"新井さん歩こうよ"、"がってんしょうち"。
そして当日を迎えた。参加者は東松山新井主任(参加予定だった佐次清、多田の両名はそれぞれの彼女、彼氏の都合でキャンセル)わたしの勤務先の旭ヶ丘病院から事務員2名と私の計5名。仕事の都合で午後1時過ぎ出発となった。初めて参加して人数の多さに驚いた。老若男女、国籍も様々みんな背中にゼッケンにメッセージを書き込みうれしそうに歩いている。途中新井主任の勘違いで翌日のコースを歩くハプニングはあったが、全員無事ゴールできた。何ともいえない達成感に浸りながら、駅前の焼肉屋{牛角}で東松山の屋代主任、小川の千野さんも加わり打ち上げとなった。
来年は三日間全部参加を全員で誓い日付けが変って散開となった。



秋季紅葉狩り旅行の感想と思い

◇秋季紅葉狩り旅行の感想と思い
  宏仁会小川病院友の会 会長 吉澤 卓也

患者の集い"友の会"で、去る11月2日、新潟の奥只見湖へ紅葉鑑賞の旅行に行ってきました。中型観光バス32人乗り1台をチャーターして満席でにぎやかな旅でした。当日は、朝から晴天に恵まれ絶好の旅行日和でしたので、参加者一同元気よく出発しました。関越道小出インターで降り酒造蔵元(ゆきくら館)の見学では、皆で6〜7種類の銘柄の酒を試飲して気持ちよくほろ酔い気分となりました。雪の中で熟成させたお酒はとても美味でした。参加者一同それぞれ賑やかに楽しんでおりました。それから、小出インター近くの道の駅、みゆきの里で昼食を摂り、"新潟"米どころの美味しいご飯を皆で楽しくいただきました。奥只見湖は標高が750メートルあり、相当な高地の為紅葉は終わりに近づいておりましたが、寒さを予想して防寒着を準備したもののポカポカ陽気で汗をかくほどでした。
道中の混雑がなく予定時間より早く遊覧船銀山平の船乗場に着いたので、付近を散策し小高い山に登り山の眺望などを楽しみながらリラックスしたひと時をすごしました。
湖水周辺は晩秋の景色で楚々として清く澄んだ空気が満ちており、体全身で呼吸し爽快な気分になりました。
乗船して湖水の遊覧船の人となり、両岸の山並みの風景を観光しながら水面と親しみ、最高深度150メートルの湖上で静かなるひと時を過ごし、気持ちまでも洗われたようでした。奥只見で下船してから東電の水力発電館を見学した時には、水車の大きさにおどろかされました。陸路先に来て待機していたバスに乗り、皆それぞれのお店で買ったお土産を手に、話に花を咲かせておりました。そして、帰途につき夕景色に映える山々を見ながら小出インターから関越に乗り、一路帰途に向かいました。三連休の中日のためもあって渋滞にはまりましたが、バス車内ではビンゴゲームやカラオケなどをして盛り上がり、とても楽しくなごやかな雰囲気の中無事に帰り着くことが出来ました。
この、秋季友の会の旅行は、天候にも恵まれて意義ある楽しい旅になりました。ご協力いただいた関係者の皆様、本当にありがとうございまいた。
私達はいま、医療技術の進歩のおかげで元気に生活しております。元気で活動できる間は社会の役に立ちたい思いがあります。患者一人では孤独で寂しいものですが、同病相いたわり合えば励みになります。せめて小川病院で治療を受けている患者同志は、お互いを知り合いコミュニケーションを交わしていきたいと思っています。今後ともこのような旅行や患者同志の行事を計画して、大勢の人とふれあう場を考えていきたいと思います。



紅葉の長野へバス旅行

◇紅葉の長野へバス旅行
  宏仁クリニック友の会 会長 林 幸夫

宏仁クリニック友の会では10月26日長野県真田町方面へ日帰り旅行に行きました。当日は天気も良く、スタッフも含め27名の参加者が大型バスでゆったり座り病院を出ました。関越道から信越道に入り、車中では明日の体重の増加などすっかり忘れてビールで乾杯。まずは海野宿へ向かいました。ここは昔ながらの町並みが保存され、中央に水路が流れて地元の産物などが並べられ観光客がおもいおもいに手に取っていました。又、「うだつ」が上がった家々が街道の両側に立ち並び、一昔前にタイムスリップしたかのような気がしました。
その後、「あずまや高原ホテル」にて昼食、入浴、休憩をとりました。ホテルでは露天風呂で汗を流す人や、休憩室でくつろぐ人、近くを散策する人と、それぞれ楽しみました。ホテルまでの山道は針葉樹が一面の黄金色に色づき、秋真っ盛りの景観です。遠くの山並みから幾重にも折り重なり押し寄せてくるような秋の絨毯に圧倒される思いです。
帰りに、国道18号線、北国街道に戻り、バスを降りるとプーンと大豆を煮る良い匂いのする「新田醸造」で一年かけて醸造されたおいしい自家製味噌汁をいただき、明日からの味噌汁用にと、無添加の味噌をお土産にしました。途中、鼠宿などと言う変わった名前の地名を通り過ぎ、旧街道を車窓から眺める旅もなかなかのものだと思いながら乾杯。再び信越、関越道でさしたる渋滞も無く帰途につきました。参加者の皆さんお疲れ様でした。又来年もよろしくお願意致します。



東松山宏仁クリニックの友の会秋の旅行

◇東松山宏仁クリニックの友の会の秋の旅行について
  東松山宏仁クリニック友の会 会長 福田 等

東松山宏仁クリニック友の会では、毎年10月の下旬に秋旅行を実施しています。ちょうど秋の旅行シーズンと重なりますので観光バスの確保が大変で、幹事さん達は4月頃から準備に入ります。行き先などで、いつも心がけているのは、参加して下さる皆さんが安心して参加できるようなコースになっているかという事です。病気を抱えていますと、なかなか家から出るという事も少なくなりますし、ましてや足がご不自由になったり、目がご不自由になったりと、とても旅行なんては・・・。という患者さんも少なくないでしょう。私達はそんな方にこそ、参加していただきたいと、コースを下見したり、クリニックで車イスを借りたり、スタッフに参加していただいたりして、とにかく、安心して楽しく行って帰ってこられるような旅行を行っています。
本年度は、10月26日に、茨城県の大洗町へ行ってきました。クリニックの全面的なご協力のもと、スタッフ及び関係者の参加者12名友の会会員及び関係者の参加者33名、合計45名の大きな旅行になりました。バスの中では恒例のクイズ大会が行われたり(参加者全員に景品がつきます)カラオケで盛り上がったりおやつに舌鼓を打ったりと、あっという間に大洗についてしまいました。まずマリンタワーを見学して、いよいよお楽しみの昼食タイムです。
旅行の楽しみは何といってもこれ、「お食事」ですよね。流石、海のそばという事もあって海の幸を満喫しました。「だれですか、お銚子をたのんでいるのは?」昼食がすんでからは、アクアワールドへ移動。園内の水族館を見学。ふだん、泳いでいる魚を下から見るなんてことはあまりありませんよね。魚達を下から見ているというのはなんとも不思議な気持ちになります。特に、エイ。皆さんも一度エイを下から見てください。あまりのかわいらしさに思わずわらってしまいますよ。あとは、マンボウですね。畳一畳分位ありそうな魚が、悠然と泳ぐ様は、海の大きさを感じさせるものでした。サメを見た後は、今後海で泳ぐのがちょっとこわくなりましたけどね。その後はメインイベントの、イルカとオットセイのショー見学です。イルカ達のダイナミックな演技に思わず歓声を上げてしまいました。とても良く訓練されていて、かわいらしいイルカとオットセイ達でした。
楽しい一日は、あっという間にすぎるもの、お魚市場でお土産をたくさん買いこんで、いざ東松山へ、大した渋滞もなく案外すんなり帰ってこれました。
終わりに、多大なるご協力をいただいた病院関係者にお礼申し上げ、ペンを置かせていただきます。
また来年、楽しい旅行を企画したいと思います。


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