院内広報誌「こうじん」TOP




創刊号発行にあたって
医療法人社団 宏仁会小川病院 理事長 北川 宏

創刊号発行に寄せて
医療法人社団 宏仁会小川病院 常務理事 大谷 百子
宏仁クリニック 院長 冨田 哲也
宏仁会小川病院 院長 吉田 哲

ロゴマークきまる
宏仁会小川病院 運転施設課 丸山 ニ三吉

医療情報部より
宏仁会小川病院 医療情報部 藤原 学

人事往来

職員紹介

インフルエンザワクチンの予防接種を
MRSA等院内感染対策委員会 篠沢 正二

編集後記

編集委員会・編集後記



創刊号発行にあたって

◇医療法人社団 宏仁会小川病院 理事長 北川 宏

吉田哲院長の主導による広報紙「こうじん」が、発刊されることになった、云うならば病院の新聞が出されることになったのである。「新聞は社会の木鐸である」とよく使われる意味の役目も果 たすことが出来れば発刊の目的と同時に病院の司令塔が発足する様な出来事で喜ばしいことである。

木鐸の出典は論語にある。
木鐸とはもとは振り子を木で造った銅鐸に似た鈴のことを云ったが、それを振って人々に法令等を知らせる道具として使ったので転じてものを教え導く指導者を意味するようになった。

論語の出典を以下に示すと
天下之無道也久矣
天将以夫子為木鐸

とあり、読み方は天下の道無きや久し、天将に夫子(孔子)を以て木鐸と為さん、と読む。そこで「こうじん」がその目的とする病院の将来の方向づけと連携情報と云う大事な意義と木鐸の機能を併せ持つことが出来れば単なる情報紙の域を超えた病院の基礎づくりに大いに利する所があるだろう。

まさに時宜を得た企画であり主導者への敬意を新たにするものである。

三施設の院長が持ち回りで広報委員長をつとめることになっている。幸い各院長は豊富な経験と専門的学識を有して居り病院の木鐸としての活躍は充分期待出来るので有り難いことである。

広報紙「こうじん」が願わくば病院の木鐸から医療界の木鐸としての成長展開を希望するものである。又、重要なる職責を担う各職場の職員が、「こうじん」の一つの目的とする親睦の実を高め宥和を持った仕事で病院づくりに努力されんことを祈るものである。



創刊号発行に寄せて

◇医療法人社団 宏仁会小川病院 常務理事  大谷 百子

待ちに待った院内情報誌創刊おめでとうございます。

発刊までに至った経過の中には多分御苦労があった事でしょう。陰にて努力して戴いた皆様に改めてお礼申し上げます。又日夜患者様に暖かく接して業務に励んで居られる職員の皆様方に感謝して居ります。私も昨年患者として東京田無第一病院に入院しました。三ケ月の入院経験は貴重なものでした。初めて患者の立場になってみまして、親切な暖かい看護を受け、どれ程有難かったか知れません。そして医療のあるべき姿について感じる事多々ありました。それは医療職員と患者との心の絆が如何に大切かと言う事でこざいます。

丁寧な職員の態度に頭が下がりました。その時感じた事ですが宏仁会も字の如くこれからも広く暖かい心で患者様に接し、大きく羽ばたけたらと願って居ります。私は小さい頃より父親の薫陶を受けて育ち終生その教えを守りたいと思って居ります。それは『人様の為になれ』・・『人有っての自分を忘れるな』 の言葉でした。今もその教えが脳裏を離れません。現代人の自己中心的な生き方が蔓延している現代の社会には通 用しにくい言葉かもしれませんが、私の心のなかでは生き続けて居ります。 今後も益々より良い病院の発展を願い乍ら皆様へ感謝の気持ちを綴ってみました。

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◇宏仁クリニック 院長 冨田 哲也

透析患者さんの友の会が発行している『宏仁だより』を時々読ませていただいているが、編集が上手で楽しい記事が載っている。今回、職員のコミュニケーションを良くする意味で『こうじん』を発刊することは喜ばしいことと思う。

少子高齢化社会となって行くと、将来、いずれは医療費の受益者負担が避けられないことになっていくと言われている。先日、厚生大臣の講演を聴く機会があった。「このままで行くと日本の労働者収入の56%以上を社会補償費としてとられる時代となり、無気力な社会国家となる可能性がある。日本人の英知を以て50%以下にする努力が必要だ。その為には高齢者の社会参加を促し、エイジレス(age−less)社会を造っていくことが求められる。」等々が主な内容だったと記憶する。医療の基本は、社会復帰に向けて、患者さんも医療従事者も共に努力していくことが不可欠であると考えられる。また地域に密着した医療を行ない、患者さんやその家族と太いパイプを保ちつつ社会復帰を促していくことも重要であると考える。さらに、医療がサービス業として位 置付けられる時代になってきており、サービスの悪い施設は自然に淘汰されるようになって行くものとも思われる。我々は今後も患者さんから親しまれる病院作りはもちろんのこと、社会復帰や社会参加を患者さんと共に考えていけるような努力をしていかなければならないと考えている。

今回発刊される院内情報誌が、広く多くの人の意見を載せ、より良い医療に役立つことを願うところである。

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◇宏仁会小川病院 院長 吉田 哲
  (第1期広報公聴委員会委員長)

組織が大きくなるにつれ、職員相互(縦横)の意思疎通を図ることは極めて重要となります。その一法として、院内情報誌の活用は、大きな役割を果 たすものと思います。当誌の発行目的に・病院経営に関する方針や重要決定事項の全職員への周知・三施設間の連携強化・職員の紹介・意見や情報交換・親睦を図ること等がうたわれています。発行は、3か月毎に一回(季誌)。できればもっと増刊したいと考えます。配布対象は全職員であり、暫時カラー刷りで彩りのあるものにしていく方針です。

掲載内容は、特集記事、各委員会からの報告や新規購入機器情報。各種統計の紹介(入院・外来者統計など)各施設職場紹介や施設内・外で行われる勉強会・講習会のお知らせ、人事往来(新任・転任職員の紹介)、職員の声や、その他臨機応変に特記すべきことはとりあげていきたいと考えます。職員皆んなで楽しく、内容のある院内情報誌を作りましょう。最後に、編集子があなたのところへ執筆依頼にまいりました折には、快くお受けいただきますようお願いします。



ロゴマークきまる

◇『ロゴマーク』に当選して
  運転施設課 丸山 二三吉

近く発刊予定の院内情報誌のロゴマークに、私の応募したものが選ばれたと先日知らされました。誠にありがとうございました。私にとってすばらしいことで、身に余る光栄と感謝しております。宏仁会病院の三施設が、しっかりと結び合い協力していくことを願いつつ、三つ葉のクローバーをロゴマークに選びました。花の中でも、決して目立つ存在ではありませんが、地にしっかり根を張るクローバーが、私は大好きです。(授賞式が今年の忘年会会場で行なわれます・・編集部)



医療情報部より

◇情報の提供(発信)と入手、そして共有へ
  医療情報部  藤原 学

インターネットという言葉を目や耳にしない日がなくなりました。その利用者は2000万人とも言われており、利用したことがない人でも何となくその中身を疑似体験できているようなところまで来ているようです。立花降さんは、インターネットを『巨大な電脳図書館』と表現していましたがまさにその莫大な情報量 には驚くべきものがあります。そしてその情報の多くを(企業の有料データベースや他の有料サイトを除けば)、家に居ながらにして無料『タダ』で入手できるところがすごいところです。さて、その莫大な情報の提供者(発信者)達は、何を目的に情報を提供・発信しているのでしょうか。

『企業が宣伝のため』に『個人でも商売を目的に』、これはすぐに理解できることですが、必ずしもそうではない提供者・発信者がたくさんいる事も事実であり、本当の意味でのインターネットの深さはそこにあるとも言えます。このような情報の提供者・発信者に共通 して言える事は、自分の持っている情報を提供し、そして様々な情報を入手し、共有することでの相互補完であり、相互援助であり、また、インターネット上での新たなる人間関係の構築ではないかと感じております。



インフルエンザワクチンの予防接種を

◇MRSA等院内感染対策委員会 篠沢 正二

インフルエンザワクチンの予防接種を行いましょう。インフルエンザワクチンの予防接種を受けた70〜80%の人は、インフルエンザにかからないか、かかっても症状が軽く、重症化を防げるとの有効性が示されています。

インフルエンザウイルスは、毎年少しずつ性質を変えて襲ってきますので、世界中の専門家が流行するウイルスの種類とその組み合わせを毎年変更して作られます。したがってインフルエンザワクチンは毎年受ける必要があります。

インフルエンザにかかるのは、インフルエンザにかかっている人のくしゃみや咳で、喉からウイルスが外にとび散り、それを吸い込むからです。

インフルエンザは、かぜの中でも別格で伝染力が強く、インフルエンザウイルスに感染しますと2日ぐらいで喉の痛み、鼻水、から咳が出始め、頭痛、倦怠感、ぞくぞくする寒気などの全身症状を伴って急に発熱してきます。関節痛や筋肉痛も伴い無気力になります。ときには下痢もします。高熱は2〜5日つづきます。毎年国民の5〜10%の人々がかり、お年寄りや、体力の弱っている人、慢性の病気を持っている人などでは、インフルエンザが重くなり肺炎を併発したり、子供では痙攣や中耳炎をよく併発します。さらに脳炎や脳症に発展することもあり亡くなられる人も大勢います。そこで、我々病院スタッフは、『患者の皆さんにインフルエンザをうつさない、うつされない』ために、インフルエンザワクチンの予防接種を行いましょう。

10月16日現在、病院スタッフのインフルエンザワクチンの予防接種申込者は2名です。


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